学校長挨拶
学校長挨拶
群馬大学共同教育学部附属小学校
校 長 足 達 哲 也
ごあいさつ
本校は,1949年に発足し,76年の歴史と伝統をもつ学校です。発足時は,群馬大学群馬師範学校附属小学校とし,1951年に群馬大学学芸学部附属小学校,1966年に群馬大学教育学部附属小学校と改称してきています。さらに,2020年4月1日に宇都宮大学と共同教育学部となったことで,群馬大学共同教育学部附属小学校に改称し現在に至ります。
学校教育目標に,「つよく ただしく かしこく」を掲げており,校歌にも謳われ,教職員はもちろん,子どもたちにも深く浸透しています。時代によって学校教育に求められることは少しずつ変化していますが,未来の社会を担う人材の育成を目指し,常によりよい学びを求め続けています。
子どもたちが活躍する未来社会は,これまで以上に予測が難しく,考え方や価値観などが多様で,誰かにとって正しいと思われることでも,違う誰かにとっては好ましくないというようなことがたくさんある社会だといわれています。そのため,先人たちが見いだした知識や技能を学び獲得するだけでなく,それらを活用する力が必要だと盛んにいわれています。さらに,日々通り過ぎていく日常の様々な出来事や事柄の中から,解決すべき問題や課題を見つけ出すことも大切な力です。問題や課題の解決に当たっては,自分以外の人の多様な考えに触れ,互いの違いや共通点を理解した上で,互いに納得のいく,あるいは皆にとって最良の答えを導き出す力も必要となります。
そこで本校では,自信,粘り強さ,協働性,目標への情熱などの「非認知能力」に着目しています。そして,見いだした問題や課題について,友達と協働したり,試行錯誤を繰り返したりしながら解決するプロセスで実感を伴いながら学ぶ,問題解決的な学び,探究的な学習を重視しています。GIGAスクール構想の下で全国に普及したICT機器を積極的に活用しながらも,自然体験,本物の体験,感動体験などの体験的な活動をたくさん取り入れています。それは,本物や実像に触れる中で様々なことを感じ取り,気付き,考えることが,深く学び取ることにつながると考えているからです。
昨年度からは,本校を含む四つの歴史ある附属学校園が,それぞれの持ち味を大切にしつつ,より一貫性を高め,未来を担う園児・児童・生徒の成長と充実した学びを支援できるよう,体制を強化して新たなスタートを切りました。本校では,こうした体制を基盤に,本校のよき伝統を守りながらも,新しい時代のニーズに合った教育,子ども一人一人の学びに寄り添う教育を目指して,教職員一同,努力していく所存です。
どうぞ,よろしくお願いいたします。